2018/01/22

双子妊娠中の管理入院の費用や期間の覚え書き

%e7%ae%a1%e7%90%86%e5%85%a5%e9%99%a2

先日、双子妊娠中に2人に1人が経験する「管理入院」に関する記事(「管理入院なし」は無理!?双子を妊娠したママの2人に1人が経験する「管理入院」。必要な準備は?期間は??入院費用は??)を書きました、実は、私も双子妊娠中、「管理入院」なしでは乗り切れず、「管理入院」しました。

過去の私もそうでしたので、現在双子妊娠中のママが、「管理入院なし」で妊娠生活を乗り切りたい!!という気持ちは痛いほどわかります。

しかし、管理入院はある日突然やってくるのです・・・・。

そのため、今回は、現在双子妊娠中のママが、万が一「管理入院」をすることになっても慌てなくていいように、又は、「これから管理入院するけどどんな生活になるか不安だわ~」というママが入院生活のイメージを描けるように、私の双子妊娠中の管理入院体験記を書きます。

 

1.管理入院の理由は「切迫早産」と「妊娠高血圧症候群」

medical_echo_woman
妊娠30週の検診で「切迫早産」と診断されました。

検診後、友達とランチをする約束をしていたにも関わらず、看護師さんが慌てて運んできたストレッチャーに内診台からそのまま乗せかえられ、病室に搬送される始末。

MFICU(母体胎児集中治療室)の個室で、看護師さんに許可をもらって、友達に「ランチ無理」のメールをし、パパや親に電話をして、当然、「管理入院」生活に突入しました。

それでも、出産までに一時退院していたいと淡い夢を抱いていました。

しかし、妊娠34週、一時退院の夢を打ち砕く出来事が・・・。

「切迫早産」に加えて「妊娠高血圧症候群」まで発症してしまったのです。

このように私は、双子妊娠中、30週から「切迫早産」で、妊娠34週からは「切迫早産」に加えて「妊娠高血圧症候群」で、双子ママらしく「管理入院」生活を余儀なくされました・・・。

(1)切迫早産の診断や治療

① 子宮頸管長17ミリで「切迫早産」と診断

妊娠28週の検診では特に何も言われなかったのに、妊娠30週の検診で「子宮頸管長が17mm(私の病院の基準は50mm以下で入院)しかないじゃん!!」をお医者さんに叫ばれ、「切迫早産」と診断されました。

しかし、私自身は、おなかが張っているなどの自覚症状をほとんど感じていなかったため、ビックリ。

ただ、そういえば、妊娠30週の検診を受ける2日前に、おなかが痛くて、晩ご飯の支度ができず横になっていたのを覚えています。

思えば、それが「切迫早産」の兆候だったんですね。

ちなみに上の子の時は、「おなかの張り」の感覚はありました!だからこそ、自分は、「おなかの張り」というものがわかっているし、今回は、「おなかの張り」が無い!!と自信があったので、突然の「切迫早産」という診断にただただ驚くばかりでした。

②治療は「張り止め」の点滴と絶対安静

お医者さんに「切迫早産」と診断されると、 内診台で、そのまま子宮の収縮を抑制する点滴(ウテメリン)を開始されました。

そして、双子の心音の確認と私のおなかの張り具合をモニタした後、そのままストレッチャーで病室へ。

「ウテメリン」の点滴は、「出産」までずっと続きました・・・。

点滴は、最初のうちは、微熱や動悸等の副作用に悩まれましたが、1週間くらいすると収まってきて、少しほっとしたのを覚えています。

それでも、ずっと点滴を繋いでいると、点滴が漏れて腕が腫れるのが痛くてつらかったです。

ただ、そのおかげで、正産期の一週間前の36週まで、おなかの中で双子を育てることをできました。

「おなか」の中の赤ちゃんは、妊娠36週で肺機能が完成します。

つらい点滴生活ではありましたが、赤ちゃんの成長には変えられません。頑張って良かった!!

③切迫早産の検査は、NSTと内診

(ⅰ)NST

1日1回以上、一定時間のおなかの張りと赤ちゃんの心拍数をモニタする、 ノンストレステスト(NST)をしていました。

入院の最初の1週間は、午前中と午後の1日2回。

入院2週間目以降は、午前中の1回のみでした。

この検査は、妊娠後期になると、おなかが大きすぎて限られた姿勢しかできなかったので、看護士さんが測定するのが大変そうでした。

(ⅱ)内診

内診では、子宮頸管長や子宮の開き具合をチェック。

内診の頻度は、1週間に1、2回でした。

結局、出産まで、ウテメリンの量を増やすことなく、子宮頸管長は17mmを保っていました。

(2)「妊娠高血圧症候群」の診断や治療

①妊娠34週で「妊娠高血圧症候群」と診断

双子妊娠初期は、上の血圧が100を切る低血圧でした(妊娠前も低血圧)。

しかし、

妊娠30週に上の血圧が120になり、

妊娠34週には、上の血圧が140を超え(たんぱく尿無し)、

「妊娠高血圧症候群」と診断されました。

その後も血圧の上昇は止められず、妊娠36週には、上の血圧が140超で、下の血圧も100を超えてしまいました・・・。

②治療は、絶対安静のみ

「妊娠高血圧症候群」と診断されたものの、降圧剤は処方されず、絶対安静を遵守するのみでした。

③ママの検査は血圧測定と尿検査。双子はエコー検査。

管理入院中は、毎朝7時に血圧のチェック。これに加えて、定期的に尿蛋白の有無を調べるため尿検査がありました。

「妊娠高血圧症候群」と診断されてからは、血圧チェックが1日2~3回に増え、常に、血圧の上昇を注視されていました。

双子はエコー検査で常に成長具合を慎重に観察されていました。「妊娠高血圧症候群」の赤ちゃんは、発育の遅延が起こりやすいからです。

妊娠初期から双子のうちの1人は「胎児子宮内発育遅延」の疑いがある状況の中での「妊娠高血圧症候群」の発症。

「胎児子宮内発育内遅延」に追い打ちをかけるようで、とてもつらかったです。

エコー検査では、赤ちゃんの成長状態を診るにあたって、赤ちゃんの頭囲が重視され、頭囲が大きくなっているかを慎重に観察されました。

最終的には、妊娠36週で、小さい方の赤ちゃんの成長が止まったと判断され、これ以上妊娠を継続しても、双子と私に負担がかかるだけだときて、緊急帝王切開で双子を出産しました!

(3)胎児子宮内発育遅延の治療や診断

①妊娠初期から「胎児子宮内発育遅延」疑い

我が家のおなかの双子は、妊娠発覚当初から胎嚢の大きさに差があり、その後、成長しても体重にかなりの開きがありました。

小さい方の子は、妊娠発覚当初は、バニシングツインになる可能性があるとも言われました。

それでも、小さい方の子は、がんばって成長を続けましたが、常に、週数相当の大きさから離れていて、胎児子宮内発育遅延を疑われていました。

よくよく考えると、ハッキリと「胎児子宮内発育遅延です。」とお医者さんから言われたことはありませんでした。

②「胎児子宮内発育遅延」の治療は絶対安静のみ。

残念ながらおなかの中の赤ちゃんを大きくするための薬はないので、絶対安静を遵守し、祈るのみでした。

③双子はエコー検査で発育状況をチェック

エコー検査で、常に、双子の発育状況を慎重に診察。

特に、小さい方の子の成長が停止していないかどうかに重点が置かれていました。

ちなみに、双子の大きい方の子は、妊娠初期から出産まで週数相当の大きさ。

この差は36週で出産するまで縮まることはなく、双子の出産時の体重には、1000グラム以上の開きがあり、小さい方の子は36週だったにも関わらず、約1400グラムの小さな小さな体で生まれてきました。

★特別に行われた心エコー★

赤ちゃんが心臓に何かしらのトラブルを抱えていると、胎児子宮内発育遅延になることがあるそうです。

そのため、管理入院中に、小児病棟の循環器内科の先生におなかの中の赤ちゃんの心臓の状態を経腹エコーで診ていただきました。

赤ちゃんの心臓はとても小さいので、専門の先生しかなかなか上手に見られないそうです。

こういう連携をとってもらえるところが、総合病院の良いところですよね!

循環器内科の先生は、エコー画像をモニタに映して、とてもわかりやすく説明して下さいました。

その結果、「心臓の機能には、問題なさそうです。」と診断され、緊張で手に汗握る診察でしたが、ひとまずほっとしたのを覚えています。

2.私の管理入院期間

calender_takujou

私は、妊娠30週の検診から36週で出産するまでの、約2ヶ月弱、「管理入院」しました。

3.私の管理入院費

mark_yen_okaikei

1ヶ月目は、1ヶ月目の管理入院費として、限度額適用認定証を利用して、限度額+食費分の支払い。

2ヶ月目は、2か月目の管理入院費、出産費用、産後の入院費用のうち、保険が適用される部分は限度額までの支払いとなり、最終的には、この「限度額」に、出産や産後の入院費のうちの保険適用外の部分を食事代と合わせて払いました。

入院2か月目は、管理入院から出産、そして、出産後の入院をフルコースで済ませたので、このような支払いになりました。

ちなみに、出産育児一時金で、「2ヶ月目の管理入院費用」と「出産費用」と「産後の入院費用」を支払っても、お釣りがきましたよ!

#双子を出産するときの「出産育児一時金」については、コチラの記事「双子を妊娠した妊婦さんは出産育児一時金が2倍!妊娠出産時に受け取れるお金」をご覧ください。

4.管理入院の準備

keirou_katamomi_obaachan

双子妊娠中の管理入院の可能性の高さはお医者さんや看護師さんから聞いてきました。

そこで真っ先に確保したのが、上の子の「衣食住」の確保。私が「管理入院」しても、上の子の生活に支障をきたさないように、妊娠初期の段階から準備しました。

具体的には、妊娠初期から定期的におばあちゃんに来てもらい、

  • 保育園の送迎の方法
  • 服や消耗品の保管場所
  • いつも通っている小児科の場所

等、いろいろ細かいことを伝えました。

そして、何より大切なのは、「ばぁば」と上の子が2人でも過ごせるように信頼関係を築いてもらうこと。

この準備のおかげで、寂しい気持ちや心配はありましたが、突然の管理入院にも心を落ち着かせて望むことができました!!

出産の準備や産後の準備は、入院中にネットで頼んで済ませました。

5.私の管理入院の暇つぶし方法

mail

管理入院中は、横になっていることが大事なママの仕事。

さらに、妊娠後期はおなかがとても大きくなって苦しいので、できることには限りがあります。

そんな中、私の「管理入院」中の暇つぶしは、

  1. 毎日、上の子に手紙をかく
  2. 観たかったDVDをみる
  3. ラジオを聞く
  4. 双子の名前を考える

でした。

1.毎日、上の子に手紙をかく

これは、暇つぶしというより、「大切な時間」でした。

上の子が「ひらがな」を読めるようになってきた時期だったので、全部「ひらがな」の手紙を毎日毎日せっせと書きました。スマホで上の子の好きなキャラクターを見て、頑張って、イラストも添えて・・・。

そして、面会にきてくれた「パパ」や「ばぁば」にことづけていました(総合病院は子供の面会はかなり制限されるので)。

上の子が喜んでくれていたので、とても嬉しかったです。

2.観たかったDVDをみる

今まで連続テレビ小説を観たことがなかったのですが、とても人気のあった「あまちゃん」をパパにせっせと借りてもらい、観ていました。

3.ラジオを聴く

テレビやDVDを観るのがしんどいけど、暇だなぁというときに、おすすめしたいのがラジオ。

耳だけで楽しめるので、イヤホンさえ耳にしておけば、自由な姿勢で聴けるので体に負担をかけずに楽しめます

4.双子の名前を考える

これはとても前向きで有意義なことなので、一番おすすめです。

特に、双子ちゃんの名前を考えるのって楽しみじゃないですか??

5.管理入院を振り返って

heart_pattern

突然の管理入院で、上の子と離れて生活することが一番の苦痛でした。

しかし、この期間は上の子にとっても成長のチャンス。

そして、おなかの中の双子にとって必要な入院。

こう自分に言い聞かせて、前向きな気持ちで過ごすようにしました。

入院生活は、大部屋でしたが、改めて、お互い思いやりを持って過ごすことの大切さも痛感しました。

実は、入院初期のころに、同室に初産のハイリスクママがやってきました。

そして、そのママのお母様が毎日毎日面会にいらっしゃって、長時間のおしゃべり。ママの声がとても通るので、正直、「うるさいなぁ。」と思うこともありました。

しかし、ある日、そのママとお話ししたときに、おなかの中の赤ちゃんに重大な心臓の疾患があること、そのためにとても遠い場所の病院から飛行機と救急車で搬送されて転院してきたことを、お話してくれました。

それを聞いて、ママのお母様が、なぜ毎日毎日面会にきて長時間ママに寄り添っているのか。

ママが明るい声でお母様にしゃべり続けているのか。

私も人の親であり、親の娘です。

娘さんを心配するお母様の気持ちと心配をかけまいとするママの気持ちが痛いほどわかりました。

それ以降、そのママとも時々お話しをしたり、他の方ともお話しをしてりして、少しずつ打ち解けてきました。

そして、私が緊急帝王切開になると決まったときには、みなさんに「頑張って!!!」と見送って頂きました。

管理入院は、ハイリスクのママ、ハイリスクの赤ちゃん、何か理由があって、皆、入院しています。

お互いに思いやって入院生活を送るのがとても大切です。

正直、2か月弱の点滴生活とめちゃくちゃ大きいおなかが苦しくて、つらい思いもしましたが、得たものは大きいと思います!