2018/01/22

妊娠中に入院治療が必要な場合に受けられる妊娠高血圧症候群等の医療費助成

はじめに

妊娠は病気ではありません。

しかし、妊娠中の病気等で、入院治療をしなければ、ママや赤ちゃん、もしくは、両方が危険な状態になるとお医者さんが判断した場合には、入院治療をしなければなりません。

そして、入院治療は長期に渡る場合も多々あります。

入院治療をすれば「限度額適用認定証」を利用してもお金がかかります。長期になればなるほど、必要となるお金も増えていきます。

入院しなければならない時期と経済的に苦しい時期とが重なってしまった妊婦さんを助けてくれる制度があります。

ぜひ、覚えておいてください。

妊娠高血圧症候群等の医療費助成とは

妊娠高血圧症候群等の入院治療にかかるお金で、医療保険を適用しても自分で払わなければならないお金(自己負担額)の全部又は一部を地方自治体が助成してくれる制度です。

ただし、入院中の食事代や差額ベッド代は、助成の対象になりません。

この制度を受けられる人(対象者)

東京都にお住まいの場合(町田市および八王子市をのぞく)

・前年の総所得税額が、30,000円以下の世帯に属し対象となる病気の診断を受けた妊婦さん

・上記以外の妊婦さんで、対象となる病気の診断を受け入院見込期間が26日以上の妊婦さん(所得制限あり)

東京都以外にお住まいの場合

・対象となる病気の診断を受け7日以上の入院治療が必要な妊婦さんで21日を限度として助成。(所得制限あり)

対象となる病気

妊娠により入院治療を必要とする次の疾病及びその続発症が対象です。

1.妊娠高血圧症候群及びその関連疾患

2.糖尿病

3.貧血

4.産科出血(低位又は前置胎盤、胎盤癒着等)

5.心疾患(しんしっかん)

どこに聞けばいいの?

お住まいの地域にある区役所、市役所、町役場等に電話をかけてみてください。

そして、「『妊娠高血圧症候群等の医療費助成』を申請したい(申し込みたい)」と言って下さい。

提出するのに必要な書類

1.医療費助成申請書

2.診断書

3.住民票の写し

4.健康保険証の写し

5.世帯調書

6.所得税額証明書類(確定申告の控えのコピー、源泉徴収票のコピー、住民税課税(非課税)証明書等)

7.母子健康手帳

8.印鑑 など

必要書類の揃え方

上の1.2.および5の書類は、申請先の市役所等に置いてあります。

ただ、2の書類は、お医者さんに書いてもらわないといけないので、入院が決まったらどなたかに提出に必要な書類を確認してもらい、1.2.及び5の書類をもらってきてもらいましょう。

2の書類→病院に渡してお医者さんに書いてもらう

1および5の書類→自分で記入する

6の書類→いずれかの書類を入院前に探してコピーしておきましょう。

3の書類→入院していたら自分で取得できないので、どうすれば良いかを市役所等に確認して下さい。代理で取得する方が同一世帯(一緒に住んでいる人)でない場合、および第三者の場合には、委任状が必要になり、第三者の場合には、さらに、そこに「請求理由」や「提出先」を記載しなけばいけません。病院にケースワーカーさんがいらっしゃる場合は、相談しましょう。

申請期間

申請期間はお住まいの地域によりかなりばらつきがあります。

原則、事前に申請しなければなりませんが、限られた期間であればさかのぼれる場合もあります。

さいごに

この制度は、経済的に苦しい中で治療や入院が必要な妊婦さんのための制度です。

困ったときには、ぜひ活用して頂きたい制度ですが、必要書類も多く、申請期限も厳しいです。

そのため、妊娠中、経済的に厳しいけれど、お医者さんに治療や入院が必要だと言われた場合には、病院にケースワーカーさんがいる場合はそのケースワーカーさんに、いらっしゃらない場合は、市役所等に電話をして、「ケースワーカーさんを紹介して下さい。」と言いましょう。

入院になった場合も入院先から電話をしてみましょう。病室まで来てくれる場合もあります。

困ったときは、必ず相談しましょう。