2018/01/22

ドラマ「コウノドリ」第8話 「口唇口蓋裂」と「悲しいお産」から考える

今回もドラマ「コウノドリ」第8話を見た雑感です。

今回も、お約束の周回遅れですが、感動したセリフベースに第8話の感想を書きます。

 

今回は、2年前に「悲しいお産」をされた川村さんと、20週でお腹の中の赤ちゃんが「口唇口蓋裂」であると診断された土屋さんの、それぞれの妊娠出産が描かれていました。

ペルソナ総合病院は、周産期医療センターなので、「ここで行われるお産の30%が命にかかわるお産です。」と説明されていました。

確かに、周産期医療センターの産科では、ハイリスク分娩が常に行われています。そのため、NICUやGCUも常に満床といった状態です。

「コウノドリ」で描かれるお産は、ほとんど厳しい選択や現実をつきつけられるお産ですよね。このドラマを見ると、初産の方は、お産が怖くなってしまうのでは?と思います。

私の場合は、第1子の出産は、助産師の小松さんが恐れる満月の日に数時間とかからない安産でした。

これに対して、双子の出産は、妊娠時から双子②の子宮内発育遅延を心配し、産後は、NICUとGCUへの面会の日々でした。双子②が生まれたときも、助産師さんや先生にひたすら「双子②は自分で泣けましたか?元気ですか??」と聞いていました。

双子②とは、翌日のNICUの面会まで会う事ができず、後陣痛と低血糖の中、ひたすら双子②の無事を祈っていましたね。

このような命にかかわるお産を体験すると、やはり死生観も変わってしまいます。

まさに、鴻鳥先生の言うとおり、お産は「いつも奇跡と隣り合わせ」です。

 

 

「親なのに自分の子供の病気が受け入れられないなんて・・・」

これは、NICUに入院中の赤ちゃんの病気が受け入れられず冷凍母乳だけ届けて面会を拒むママに対して、苛立った新生児科の白川先生が先輩の新井先生に言った言葉ですね。

白川先生は、仕事とはいえ、毎日毎日、身も心もすり減らしてベビーと向き合ってるわけですから、「なんで少しの時間でも良いから赤ちゃんを会わないのか!?」と思って当然ですよね。

しかし、しかし、「親」になるってすぐにはなれないんですよね。毎日毎日子供と接しているからなんとか「親」になっていく気がします。

やはり第1子が赤ちゃんのときの育児って、楽しみより戸惑いがほとんどでしたしね。

ましてや、ここで描かれているママは、生まれてきた赤ちゃんに病気があったとのこと。妊娠中から宣告されていたら少しは心の準備ができたかもしれませんが、産後初めてわかった場合には、時間が必要ですよね。

そして、ここでは、パパも同様に、車で待っていて面会に行けないというところが描かれていたので、ご夫婦二人がまだまだ深い霧の中にいる状態なんですよね。

しかし、白川先生が言ってたように、赤ちゃんに残された時間は少ないかもしれません。

それでも周囲は、赤ちゃんとご夫婦が対面する日が近いことを祈ることしかできません。

 

「逃げるところがあっていいね。赤ちゃんもお母さんも障がいや病気から逃げられないんだよ。」

これは、お腹の中の赤ちゃんが「口唇口蓋裂」だと診断された土屋さんご夫婦のことを「手術で治るのに騒ぎすぎなんじゃない?」と発言したことに対して四宮先生や鴻鳥先生からカツを入れられ、自信を失った新生児科の白川先生が、「俺、この病院辞めて、実家継ごうかなぁ。」と言ったことに対する同期の下谷先生の愛のムチです。

このときの下谷先生、人としての成熟度の高さを感じました。日々、きちんと、赤ちゃんとお母さんに寄り添ってる証拠ですよね。下谷先生が、この先、とても良い産科医になる姿が浮かびます。

赤ちゃんもお母さんも病気や障がいから逃げられない。だからこそ、お母さんは病気や障がいを受け入れるまでに時間もかかるし、実際にどうやって過ごしていけばよいのかを思案するのですよね。

「大げさに心配して何が悪い!?」

これは、土屋さんご夫婦のことを「手術で治るのに騒ぎすぎなんじゃない?」と発言した白川先生の足を踏みつけた四宮先生の気持ちを代弁した鴻鳥先生の言葉ですね。

鴻鳥先生も言っていた通り、「親」だから心配するし、動揺するんですよね。生まれてくる我が子が病気や障がいをもってきて生まれてきたら、大丈夫なのかなぁ、いじめられたりしないかなぁ。「親」だからこそ、心配がつきないんですよね。

「大げさ」っていうか、むしろその姿が、その赤ちゃんの「親」になっていく姿ですよね。その赤ちゃんの病気や障がいと対峙している、大切な大切な時間なんだと思います。

土屋さんも、お腹の中の赤ちゃんが「口唇口蓋裂」であると診断された当初は、当然のことですが、動揺されていました。しかし、このことをきっかけに、凄い力で「お母さん」になっていかれましたね。

「ツバサがいてくれてよかったって」

これは、2年前にお腹の中の赤ちゃんが無脳症であると診断され、妊娠継続をあきらめるために悲しいお産をした川村さんが、鴻鳥先生に言った言葉の中の1つです。

「私、お腹の中の赤ちゃんを絶対無事に産んで見せます。そしたら、思えると思うんです。『ツバサがいてくれてよかったって』」

この言葉は、川村さんが、ツバサくんを産んだ悲しいお産と対峙し、そして、過去の経験からお産に対する恐怖心がぬぐえない日々と対峙して、苦しみ抜いて出した結論ですよね。

川村さんが無事に出産したシーンは、本当にうれしかったです。

 

第9話も楽しみです!

もう第9話なんですね。

第9話は、「蕾ちゃん」「小さな赤ちゃん」「出生前診断」です。

とても重いテーマですが、これもまた「お産」では起こりうることなんですよね。

★「コウノドリ」のサントラです!

聴くと感動的な場面が蘇ります。

 

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